楽しいカーライフを満喫するために必要な知識!

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高速道路でトラブルの時、 直後の対応はどうしたらいい?

【危険回避がさらなる危機に合わないためには!】

「高速道路上でパンクの修理中、後続車に突っ込まれ死亡」。こんなニュースを聞いたことはないでしょうか。高速道路は多くのクルマが100mくらいで走る場所。危険を発見しても急には停まれないし、事故となれば被害も大きくなる。事故に対して一般道と違った対応を求められるのも当然です。


冒頭のような事故は、高速道路での事故に対する処置がキチンと出来ていなかったことによるもの。では、高速道路での事故にはどのような対応をしたらよいのだろうか?
一番重要なのが事故後の安全確保である。事故で無事だったのに、その後の対応で大ケガした、なんてことになつたらツマラない。以下、2つのケースに分けて考えてみよう。
1つ目は、トラブルを起こしたクルマが自走不可能な場合。クルマを動かせないのだから、せめて乗員だけでもガードレールの外など安全な場所に避難しよう。忘れてならないのは、事故車の存在を後続車に知らせること。高速道路では走行速度が高いため、事故車を発見しても避け切れないことだつて多い。

 

そこで活躍するのが、車載を義務付けられている三角停止表示板と発煙筒だ。三角停止板を最低でも事故車の50m手前に置き、さらに事故車の100 m手前くらいに発煙筒を置けばOKである。ハザードランプを点けることも推奨しておく。


では2つ日に、高速道路でトラブルに遭遇したとき、とりあえず自走可能な場合はどうか。動くなら『安全な場所」にクルマを移動させるのが鉄則。「安全な場所」といっても、路肩に寄せるだけではNG。路肩は安全とは言い切れないからだ。
事実、路肩に停まっているクルマに後続車が追突するという事故は頻発している。自走出来ないならまだしも、自走出来るならPA(パーキングエリア)など広くて安全な場所に移動しよう。


もちろん両方の場合とも警察に連絡するのは言うまでもない。警察に連絡すれば道路交通情報に「事故車有り」の情報が流れ、二次災害の危険がより少なくなる。
以上、高速道路事故への対処法を紹介した。これらはあくまでも当事者が無事もしくは軽傷のケースであり、大きなケガを負って身動きがとれない場合は正直どうしようもない。周囲の助けを頼みにするしかないのだ。逆にいえば、高速道路で事故の瞬間を目撃したら、危険が及ばない範囲で助けてあげよう(急ブレーキをかけてまで停まる必要はない。自分が事故を起こしたらどうしようもない)。


具体的には状況を的確に判断して警察に連絡。ただしケガ人がいても火事になりそうな時を除き「無理に助け出そうとしない」こと。高速道路上でケガ人を助け出すことは極めて危険だし、場合によつては動かさない方がいいこともある。車両火災など特殊な状況を除いて、決して無理をしないで通報しましょう。