楽しいカーライフを満喫するために必要な知識!

楽しいカーライフを満喫するために必要な知識!では楽しく車と付き合うことができるように色々とお伝えしていこうと思います。

雨の日の運転は「スピード」と「視界」に注意が必要です!

 F1レースでも雨の日は事故が起こりやすいのです。世界一上手なドライバーでさえアレを苦手としているいます。なぜ雨の日は事故が多いのでしょうか?説明するまでもないことながら、濡れた“廊下”と同じで基本的なタイヤの「グリップ力」が低下してしまいます。しかしタイヤの性能向上もあって、単にぬれただけなら、案外普通に走ってしまうのです。決定的な要因となっているのは「ハイドロプレーンリング現象」なのです。

 

路面が濡れていても、タイヤの排水性によりタイヤと路面は設置している状態になっています。ところが高速になると「排水しなければいけない水の量」が多くなってしまい。速度を超えるとタイヤの排水合間に荒くなってしまうのです。すると「タイヤと路面の間に水がある状態」になってしまい、極端にタイヤのグリップ力を失ってしまうのです。

 

水上スキーをイメージしていただければ良いと思います。これを「ハイドロトレーニング現象」と読んでいます。ブレーキもハンドル操作もきかなくなってしまう状態なのでとても危険です。

 

安全を確保しようとすれば「ハイドロトレーニング現象」が起きない速度で走るしか方法はありません。大雑把な目安としては、深い水たまりを走行するときなどは床下に「ゴーゴーゴーゴー!」という水羽の音を感じずようになったらかなりの危険領域だと思ってください。 80km以上で走っていると5ハイドロトレーニング現象に見舞われてもおかしく無い状態にあると思ってください。

 

特に気を付けて欲しいのはタイヤの溝が浅い場合などです。タイヤの溝が浅い状態だとグリップ性能だけではなく、排水性もかなり低下してしまいこの恐ろしい「ハイドロトレーニング現象」を引き起こしやすくなってしまうのです。

 

それから大型トラックなどの通過により、深い轍ができている道路も注意が必要です。道路にできた轍には水が溜まりやすく、これがまた「ハイドロレーニング現象」を引き起こす原因になってしまうのです。

 

この現象はハンドルの手応えが全くなくなるので、すぐにわかると思います。起きてしまったら、とりあえずブレーキはハンドル操作は厳禁なのです。そのままの状態でアクセルを少し戻し、深い水たまりなどを通過すればグリップは回復しますのでわずかな時間我慢する必要があります。

 

他にも雨の日の注意点として「視界の悪さ」が挙げられます。昼間ならまだしも雨の日の夜は視界がとても悪くなってしまいます。歩行者なんて醜い姿、サイドミラーやバックミラーも雨のため役立ちにくくなっています。こうなると危険予知が遅れてしまい、当然事故につながる可能性が高くなります。

 

雨の日は、いつもよりもさらに注意深く運転する必要があります。そのため車間距離をいつもより多く取ったり、スピードを控えめにすることなどもとても重要になってくるのです。特にスピードについては、制動距離(ブレーキをかけ始めてから停止するまでの距離)が予想以上に伸びてしまうため、さらなる注意が必要になります。高速道路で抜かれても平常心を忘れずにいたいものです。一般道で酒を詰めてくる後続車などが入る場合などは、安全な場所で道を譲るようにしたいものです。