バッテリーの交換時期はいつがいいのでしょうか?
JAFによると、一般道で1番多いトラブルが鍵の綴じ込みと、
バッテリートラブルによるエンジン始動不能だそうです。
例えば年末年始の7日間で、バッテリーのトラブル解決のために出動した回数は
2万件を超えて、全体の35%強というすごい割合を占めています。
実はバッテリーのトラブルは、冬よりも夏場の方が多く発生しています。
という事は夏場のバッテリートラブルはコレよりももっと多いということになります。
旅行などの長距ドライブの前や、お盆休暇の里帰り前などにはいちどバッテリーの
点検をしておくと安心です。
このように統計で見ても分かるように、バッテリートラブルが多い背景には
車の所有者がバッテリーに関しては、あまり気を使っていないという
こともあげられるようです。
また一般的な使用方法である場合には、バッテリーの寿命は大体4年から
長くて5年と言った具合です。エンジン始動時にセルモーターを回した時に
いつもより回り方が弱く感じた時などには、バッテリー容量が低下してきている
状態かもしれません。
この時点で長年使ってきたバッテリーだとすると、すでにバッテリー容量が低下して
きていることも想定されます。最悪の場合は早くて1週間、もったとしても数カ月で
バッテリー容量が低下している場合には、エンジン始動時にスターターモーターが
きっちりと回りきらずに、エンジンがかからない状態になることが想定されます。
ちなみにバッテリーを長持ちさせる条件は、1週間の間に2~3回車に乗ることで
伸ばすことができます。車にたまにしか乗らない場合には、バッテリーを著しく
低下させてしまう可能性が高くなります。また笑顔が少し高くなりますが 、長期間
車を動かさなくても放電しにくいドライバッテリーがありますので、週末しか乗らない
車であったり、趣味の車などでは購入を検討されても良いかもしれませんね。
またバッテリーの自己放電に有効な手段としては、バッテリーがマイナス端子側に
つけるON,OFFスイッチを取り付けておき、乗らないときにはOFFにしておくことで
バッテリーの持ちを伸ばすこともできますので、コストパフォーマンス的にはかなり
お得な方法で、バッテリーの寿命を伸ばすことができます。
【バッテリーの交換に必要な工具の説明】
バッテリーを交換するために必要な特集工具等はほとんど必要なく、10~12mm、
12~14mmメガネレンチ(スパナでも代用可)があればほとんどの場合交換できて
しまいます。また奥まったばさら狭い場所などでの作業の場合には、ボックスレンチ
などを準備しておかないと作業できない場合などがあります。まれに工具のサイズが
違うメーカー(インチサイズ)などもありますので、交換前に確認するようにしてください。
またソケットレンチを使用しないと、バッテリーの取り外しができない車種なども
あります。ソケットのサイズにもいろいろなサイズがあり、一般的にはロング、
ミドル、ショートといった具合に各サイズが作られています。またさらに
ソケットレンチにエクステンションバーなどを取り付けると、さらに長さを稼ぐ事が
できるようになりますので。手の届かない奥まった狭い場所などに使いやすい工具に
なりますので、必要な場合には事前に揃えておくことをお勧めいたします。
【バッテリーの交換方法を簡単に説明しておきます】
①バッテリー本体を作用から取り外す。
(事前にエンジンを切り、危険防止のためにエンジンキーも抜いておく)
②電極を外すときは必ずマイナス側から行ってください。
次にプラス側を取り外します。これは間違ってショートさせないようにするために
安全な方法で作業できるように手順が決めています。
③新しいバッテリー(充電済みバッテリ)を取り付けるときには
まずプラス端子側ターミナルを取り付け、その後マイナス側端子を接続するように
してください。
【バッテリー交換作業事に注意するポイント】
エンジンルーム内の作業の場合、普段高温で動いてる部分でまた高速で回転している
エンジンですので、作業時には十分に安全を意識する必要があります。
エンジンが動いているときには作業しない、またエンジン停止直後での高温時での
作業をしない事は当たり前です。
また同時にバッテリーをショートさせないように注意してください。
思わぬ大怪を引き起こしかねません。バッテリーターミナルの締め付け事などに
レンチなのでターミナルやボディーなどに触ってしまうことでスパーク(ショート)
させてしまう事がありますので、ご注意ください。